シャンドワ林檎、黒にするか白にするか!?

シャンドワゾーの林檎ものと言えば、おなじみ「タルトポム」である。
林檎をギリギリまでこっくりと煮詰め、それをパイ生地に乗せた逸品。

f:id:ozasato:20211126232346j:plain


去年は表面にナパージュ(?)がなかったような。
毎年マイナーチェンジをしているような気がする。
ファンの多い、秋の定番である。

 

 

そして今年。同じ林檎物でニューフェイスがショーケースにやってきた。

タルトア・ラ・カンパーニュ

f:id:ozasato:20211126231412j:plain

「ちぃーっす!!タルトア・ラ・カンパーニュでーっす!!」

いっけん似た構成の林檎ケーキだが、見てわかるとおり黒林檎・白林檎といったお顔立ち。

双方いただいてみたので感想をのべさせていただく。

 

タルトポムは林檎の原形がなくなるほど、やわやわでジャム手前ほどの火通りだ。
こっくり深く、ほろ苦さと酸味もあり、楽器でいうとベースのような重低音を感じある味わいである。

一方タルトア・ラ・カンパーニュは、林檎の歯ざわりを残しており、「生」ではないが焼きが浅めで軽くて爽快。林檎のさわやかな風味を引き出している。
トランペットのような広がりある音色といったところ。

 

面白い。同じ林檎でこのようなコントラストを引き出すとは。
かぶっているようで、かぶっていない。
しかも双方美味しい!!

 

ショーケースに二つお目見えしていたら、是非食べ比べしていただきたい。

f:id:ozasato:20211126231422j:plain

※後ろはタルトフレーズである。