ポルトボヌールの白いちごのタルト美味し!と食事マナーとやらについて。

歯列矯正調整日の帰りに、北浦和ポルトボヌールさんに伺い、ケーキを購入した。(もはや恒例行事。)
ショーケースにフレジェは見当たらず、かわりに「白苺のタルト」を選んだ。
白苺というより、ピンク苺といった色づきで、とても可愛らしい。

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ピンクのお皿に乗せました。

この日はとても暖かかったので、お日和に合わせて色づいてくれたのだろう。
そういえば白苺、初めて食べたかも。(二度目?)
てっぺんのピンクのクリームにはちゃんと苺の風味があり、全体が調和して、美味しさが体いっぱいに満ちた。
フルーツタルトは、乗っているフルーツと土台のタルトを分離せず、同時に口にいれると、最高に美味しくなるよう構成されているのである。


  昨年末、ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフ「岸辺露伴は動かない」が実写ドラマ化された。
第一話は「富豪村」。
マナーテストに合格すれば富豪の土地が購入できるという話である。


食事のマナーついてのみは、自分は「酷い方ではない」という確信がある。
というのは、我が父親は「食事の作法には育った家庭が反映される」という考えを持っており、子供の時分に両親から食事の作法を教わったからだ。*1
食べることにも事欠く家庭から成りあがった人なので、自分の子供には恥をかかない食事作法を身に着けていてほしいという思いがあったのかもしれない。

食卓に縛り付けられマナーを叩き込まれたとかではなく、普段の食事や外食の際に「お肉は食べる一口ぶんだけ、都度ナイフで切って食べるんだよ」など教わっただけだが、大人になって、それらを知らない人たちが、一定数いることを知った。


ポルトボヌールのシュークリーム。

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個人的にシュークリーム第一位

何度もいただいているが、ポルトボヌールのシュークリームは、いわずもがな「絶品」である。
他パティスリーでシュークリームは率先して選ばないが、ポルトボヌールは別である。


Youtubeで、スパルタマナー講師の食事作法動画をみて、気分が悪くなり視聴を止めた。
自分は、他人の食事作法について、よほど周囲が不快になるような音をたてたり、不衛生な食べ方をしなければ、それでいいと思っている。
マナーの良し悪しというより、自分の家庭の作法、他人の家庭の作法という感覚であり、いちいちジャッジする気はない。
他人の作法よりも、目の前のごちそうを味わいことに全力をつくしたいというのが正直なところだ。
楽しく美味しく食事をする、それが第一なのだ。


テレビ番組のマナー特集のせいか、食事の作法は、「守れない=下品」といった堅苦しいイメージが浸透した感があるが、実際のところ作法のひとつひとつには、見た目のスマートさのほかに、料理を美味しく、かつ効率的に食べる技術が含まれていて、なるほどよくできてるなあと思う。
知っておいても、自分のために損はないと思う。

などと書いたが、お皿についたシュークリームのカスタードを、こっそりペロリと舐めるわたくしなのであった。(※あくまでも、おうちでのマナー!!)

*1:和食、洋食のみ。中華の作法は知らない。