マパティスリーの最終出店「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」へ行ってきました。
その前の出店、アンヴデット(清澄白河)のモンブランもまとめて画像をお届けします。
アンヴデット(清澄白河)は三日だけの出店。
そしてアンヴデットの次、マパティスリー最終出店のパティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ。
マパティスリーの名前や形態は消滅するそうですが、今後伊勢丹で何かしらの出店方法でパティスリーのお菓子が食べられると情報を得ました。
よかった。
フジウのモンブランなんだかんだで屋上でいただきました。
土台のメレンゲはチョコレートでコーティングされていてサックサクです。
美味しい!
「マパティスリー出店」ということでは最後の屋上食です。
細心の注意を払っていたのですが、サックサクのメレンゲが砕け、パラパラをカケラが床に散り落ちました。
床の上のごちそうに即座に群がる鳩氏たち。
そしてその集まった鳩氏らに突撃するちびっこ。
びっくりして飛びたつ鳩氏に「あー!鳩さんたち行っちゃったよー!」と思わず声が出るちびっこのお母さま。
春分の日。
あたたかな光。
咲き始めた桜。
ほほえましい光景の中、マパテ最後のケーキを食べ終わり、わたくしは屋上を後にしました。
駅へ向かうべく新宿地下道を通っている時のことでした。
突如、怒涛の感情の波が押し寄せてきたのです。
この世界は何と愛おしく美しく、恩恵に満ち溢れているのだろうか、と。
わけがわからず、涙があふれてきました。
いままで、わたくしは自分が大嫌いでした。
醜いとすら思っていました。
僻んだり嫉妬したり、それを思わず口走り、人を不快にさせ、これじゃダメだと思いながらもそれを止めることができず、自分はこの世界に存在していていてはいけないと常に自問自答していました。
それでも、自分は今ここに在ることを、なぜか許されている。
自分はこの美しい世界を抱きしめたいと思っていました。
でも抱きしめられているのはわたくしの方だったのです。
自分は、なんのために生まれてきたのか。
その答えは愛に満たされたこの世界の中をふよふよと泳ぎにやってきた、ということです。
……なんてことが、新宿地下道で体感として降ってきて、その場で崩れ落ちそうでしたが、なんとか理性で持ちこたえ、駅へ向かいました。
花粉症ではないけれど、花粉の時期でよかった。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔は帽子とマスクと眼鏡で隠れ、人様にお披露目することなく済みました。
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本当にありがとうございます。
みなさま、愛しております。
また会う日まで。
2020年春分 おざさと