カフェミクニズが今年で閉店する。
最後のランチとケーキをキメねばと一度、開店30分前に伺うも大行列でフラれしまった。
諦めきれず、本日、1時間前に伺い再度行列に並んだ。
そしてワタクシは、その日のランチ数の「最後の一人」として滑り込むことができたのだった。
さすが強運の星。
一時間前に並んでラス1枠。カフェミクニズの愛されようとといったら。
しかしながら一巡目のテーブルには着くことができず、店内でしばらく待つことになった。
ショーケース前の椅子に座ること数分。
一巡目のお客様がケーキを選びにショーケースにやってくる。
中には2個も3個も注文する方がいる。(まあ、ワタクシもその口なのですが)
目の前でお目当てのケーキがどんどんはけていき、空腹も手伝い、ワタクシのご機嫌は風前の灯となった時、テーブルにご案内のお声がかかった。
カフェミクニズにての最後の晩餐ならぬ、最後の昼餐である。
前菜。ほうれん草のオムレツ。
ブロッコリーのポタージュとパン。
メイン。四ツ谷ハンバーグ 赤ワインソース
ハンバーグはパスタに乗っております。
そして食後のケーキ。
残っていたのはサントノーレとオペラ。
ワタクシはバナナ(サントノーレはバナナキャラメル)系ケーキとオペラは、自ら進んで選ぶことは、まずないんですが、もう一つの残りのケーキはサバランだったので、選択肢がこの二つしかなかった。(超絶下戸でーす!)
カフェミクニズの最後のケーキはできたらフレジェでキメたかったけど、まあ、しかたない。
浅井シェフは高い技術と個性の持ち主だなあと納得させられる美味しいケーキでした。
食後、お店の人の許可を得て、お庭を見せてもらった。
何度も通っているが、中庭に出るのは、これが最初で最後。
カフェミクニズは年内で営業を終え、この古民家をリフォームした素敵なお店は取り壊され、なくなってしまう。
心が荒んだ日、なぜかカフェミクニズに行きたくなり、静寂の中庭を眺めながら、美味しいお料理とケーキで荒立った心を治めた。
もうこのお庭やお料理、ケーキには会えないのだ。
だからせめて、「四ツ谷にはこんな素敵なカフェがありました」という記録として写真を載せておきたいと思う。
ありがとう、カフェミクニズ。
三國シェフ、浅井シェフ、スタッフの皆様。美味しいお料理、ケーキ、サービス、忘れません。
ありがとうございました!
(浅井シェフは来年の秋にパティスリーをオープンされるらしいぞ……ケーキにはまた会える日がくるかも?)