11月ですね。
11月といえば毎年恒例のおざさと誕生祭のシーズンです。
わたくしは次兄さまに誘われて、スッポンを食べに行きました。
次兄様が今年、流行病に感染後、おとろえた体力を回復しようとスッポンを食べにいったら、めちゃ滋養がついたとのこと。
その話を聞いて次兄様に「お誕生祝いにスッポンおごって⭐︎」とお願いしたら快諾してくれたのだ。
というか、次兄様もまたスッポンが食べたかったそうな。
お店の中は昭和昭和。
我らはスッポンの雑炊・唐揚げ・スッポンのスープのセットに加え、「お試しスッポン鍋」も注文した。
まず先にやってきたのが特性のスッポンの「スーパーハイスープ」。
女将さんの口上では「即効性があって、特に目に効きます。飲むとすぐに目に入る光がいぱあっと明るく感じるようになりますよ」とのこと。
懐かしのドーピングコンソメスープか、はたまた○○剤か。
次兄様はこのスープがかなり効いたそうで、ワクワクしながらいただいた。
次兄様「おざさと。どうよ。」
おざさと。「幼い頃に遊んだ、ザリガニがいる池のかほりがしました。」
次兄様「言葉を選びなさい。」
なんというか、野生的な風味といいましょうか。
即効性って、どれくらいで効果が出てくるのか。
そうこうしているうちに、雑炊と唐揚げがやってきた。
お雑炊はさっぱりと美味しく、唐揚げは「鳥のもも肉」によく似ていた。
美味しいではないか、スッポン。
さらにやってきた「お試しスッポン鍋」
女将さんいわく、スッポンから出汁が出るので先にスッポンは食べず、なるべく煮出した後にスッポンをいただいてほしいとのこと。
野菜と豆腐。
鍋に野菜を投下する次兄様に「なるべく（SNS）映えるように投下してたもれ。」とお願いしたら、わたくしがその役目を代わることになりました。
うん。映えてる映えてる。多分。
軽くお出汁が煮詰まったところで鍋を食べ始めたのだが、スッポン鍋、ものすごく美味しい！
雑炊や唐揚げも美味しかったのだが、それはどちらかというと珍味寄りの美味しさで、鍋は真正面から美味しい！！
スッポンのお出汁で煮た野菜も豆腐もポン酢なしでもすごく美味しい。（ポン酢ありでももちろん美味しい）
甲羅のついている肉の部分がプルプルと舌触りが良く、これぞコラーゲン！！という感動。
次兄様がおたまでがっぽりとスッポン肉を己の取り皿に盛ったので思わず、
「次兄様。わたくしの誕生祝いなのに、スッポンをとりすぎです。」と言ったら
「すまん。本能のまま食べていた。」と謝られた。
次兄様はスッポンにぞっこんである。
次兄様「俺、絶対、夜のスッポンフルコース食べにこよう。そのために仕事頑張ろう。あ、おざさと、お誕生日おめでとう。」
おざさと。「ありがとうございます……って、いまさら祝辞ですか。」
次兄様と再びスッポンをいただく誓いを立てこの日は解散。
次兄様と別れたのち、用事のためその足で新宿へ行き、数時間。
ふと気づいた。
眼鏡ではなくコンタクトだったのだが「…………あれ？全く目が、乾いていない？？」
これってスッポンスープ効果？スッポン、恐るべし。
