メリークリスマス&メイキング オブ パペットおざさと。さん

皆さま、メリークリスマス!!

 

突如、パティスリーシャンドワゾー前に現れた「ぱくぱくパペットおざさと。さん」。
わずか10秒の動画だが、その裏側を記載させていただく。

11月末のこと。
我が脳裏に突如、シャンドワゾー前で「メリークリスマス」を雄たけびを上げるパペットの「おざさと。」のビジョンが浮かんだ。

今の光景をツイッターのタイムラインに動画で流そう。
そう思うや否や、グーグル先生に「パペット 作り方」を質問した。
いくつかサイトにて親切に「型紙をダウンロードできるようにしておきました。」とパペットづくりのイロハが解説されていた。

「………………型紙?」
忘れていたが、当方、お裁縫の類がおそろしく下手なのである。
この計画は企画倒れかと思われた。

しかし、発想が柔軟というか、いい加減なので「一から作るのが無理なら、もとからあるものを利用すればいいのでは?」という結論に至り、100円均一に向かった。
100均でパペットが売っていたら、それを改造しようという魂胆である。

素材はおもちゃコーナーではなく、キッチンコーナーでみつかった。
「ミニ鍋つかみ」が「おざさと。」の口の部分にそっくりだったのだ。
これにフェルトを張り付けてパペットにすればよい。
そのほか素材を見繕って帰宅。

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材料費はこの時点で1000円くらいである。



まず、鍋つかみにフェルトを張り付けた。

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UMA!UMA!


おざさと。というより、南極の「ニンゲン*1」っぽいが、一番むずかしそうな口のパクパクの部分がほぼ完成したので、なんかいけそうな雰囲気である。
楽勝と思ったが、結構な困難の道の始まりであった。

思ったようなフォルムがでずに、縫ってはやり直し縫ってはやり直し、試行錯誤を繰り返した。

その後、途中仕事が忙しくなり数日放置。
気が付くと12月20日であった。
その時の「パペットおざさと。」の進捗はこちらである。

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つちのこ?

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いや、ニンゲン?


みごとな「ニンゲン」状態で「おざさと。」ではない。
やばい。
24日に動画を上げる予定だったのであと3日である。
別に「24日に動画流しまーす」とか予告していないので、黙っていれば何事もなく「メリークリスマス!」の一言で済むのだが、自分は自分で決めたことを遂行しないと気に食わない性分なのである。
そこから怒涛の追い上げをみせ、「パペットおざさと。」
は完成した。

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あたまの三角コーンはサンタ帽のつもりである。

無から有が生まれた瞬間である。


「パペットおざさと。」さんが誕生したから、次はシャンドワゾー前のロケである。
この時期、シャンドワゾーは行列ができるほど人が多い。
万が一、動画にお客さんが映りこんでしまってはいけない。
そのため早起きして朝7時前にシャンドワゾー前で動画を撮った。
パペットを広げるとき、けっこう周囲に気を使ったが、「変な人」を思われるくらいは仕方ないことだ。

何テイクか撮影し、車の音や通行人の顔や声がはっきり映っているものは削除。
残った使える動画で一番アングルの良いものに字幕を付けた。
「字幕付け」であったが、これも人生初めてで、ほんの0コンマのずれで、不自然に仕上がるので結構難しい。

できあがった10秒の動画だが、パペット製作に3週間とロケ撮影に編集・字幕付けというけっこうな労力を費やした。

製作中は、特に最後の3日は、日課の筋トレや語学の勉強そっちのけであったが、集中して物を作るというのは、とても楽しいことである。

その後の「パペットおざさと。さん」であるが、現在床に置いてある状態で、視界にはいると「なんかいる!!」とびっくりする。(自分で作っておいてなんだが。)

また何かで登場していただくかもしれない。
その時まで、パペット氏は床で鎮座していることだろう。

 

 

 

 

*1:UMA。「南極 ニンゲン」でググってみましょう。