ぬがーっっ!会いたかったよ、ヌガーグラッセ!!(ブロンディール)

インスタで今年はブロンディールでヌガーグラッセを販売しているとの情報を得た。
なん……だと。
ブロンディールのヌガーグラッセは夏のイートイン限定のデセールだ。
ここ数年は世の中の事情もあり、お休みしていたのだ。

それを聞いて、食べないという選択肢はワタクシにはない。
翌日は仕事が休みだったので、早起きして家事を片付け石神井公園へ向かった。

ヌガーグラッセ

会いたかった!会いたかったよ!ヌガーグラッセ!!
イートインは自分を含め満席であった。
席にヌガーがついた途端、アイドルの撮影会のごとく皆、一心不乱にシャッターを切りまくる。他のお客様も自分同様、パティスリー巡りの猛者とみた。
シャッターを猛烈な速さで切りおえた後(冷菓なのでね)、何年かぶりのブロンディールのヌガーグラッセをいただいた。

一口食べるや否や、思わず目をぎゅっとつむり、満ち溢れる甘い幸せに、心身を浸した。
美味しい。美味しい。何という美味しさだ。
3秒に一度は美味しいと言いながら食べていた気がする。
実はヌガーグラッセは他のお店でいただいたことがないのだが、ブロンディールを超えるヌガーグラッセは出会うことはないんじゃないかと思うほどの美味しさである。

パティスリー巡りの喜びは、もちろん美味しいお菓子に巡り会えた時であるが、もう一つの喜びがある。
それはお気に入りのケーキ屋さんを他の人に紹介することだ。

数ヶ月前、石神井公園にお住まいの方に出逢った。
「ワタクシ、石神井公園にはケーキを買いによく伺うのです。」とお話をしたところ「え?石神井公園にずっと住んでますけど、そんな通うほどのケーキ屋さんありましたっけ。ケーキ屋さんは少ないと思っていたんですが……」と返ってきて、びっくらたまげた。
「ライフの前の通りをずっと歩いて行って畑の前を通り越して、郵便局の横にブロンディールというお店があるんですよ!名店ですよ!」
石神井公園在住ではないのに、ペラペラと出てくる道順。
普段の口下手な自分はどこへいった。

その方にたまたま昨日お会いしたら「おざさと。さんから教えていただいたブロンディール、ほんと素晴らしいですね!おみやげや贈り物、いま全部ブロンディールで買っています。お父様の接客も素晴らしい。」と言われた。
そうでしょう、そうでしょう。
鼻の穴が膨らみ、美味しさとは別の喜びが全身に満ちた。

 

リジューズ。流行りのくすみピンクである。ピンクなのに漢らしい。

ムラングシャンティ

不動の美味しさムラシャン様。

 

石神井公園在住の方はブロンディールのケーキが売り切れる速さと、宣伝をしていないことに驚かれていた。
宣伝、告知に興味のない藤原シェフ。
いつまでヌガーグラッセが販売するか、全くもって読めないのである。
伺う時は、せめてイートインの時間はお間違い無いように。