函館旅行記① ここではないどこかへ。

どこかへ行かなれば、死んでしまう。
そう思った。
どこかってどこさ?
函館さ!

ワタクシ、おざさと。は、二泊三日の函館旅行へ行ってきたのである。

羽田空港

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羽田空港。国内線ってわりとあっさりと乗れるもんですね。

人生には、いろいろなことがある。
ある日、「これってワタクシのせいですか?」という事態が発生した。
ものすごく理不尽である。
理不尽ではあるが、コトを収めるため、悪者はワタクシというにして、自ら引いた。
これでよかった。
よかったんだよ。………と、数週間の間、何度も心の中でつぶやくも、「納得がいかない」という感情は、毒となり体内をぐるぐるめぐり、心を闇へとおいやった。

これ以上は、危険。心に警報が鳴った。
毒のまわった血液を、全て入れ変えるような非日常を浴びなければならない。
何をする?
パッと、頭に「函館」が浮かんだ。
いつかは行こうと思って、ずっと放置していた夢の一つに「函館旅行」があった。
このご時世で遠出は非推奨とされているが、じっとして死ぬか動いて死ぬかならば、動く方を選んだ。
パソコンを立ち上げ、検索バーに函館と入力した。

 

 

7月7日、出発。

羽田から飛行機で1時間15分で函館へ。

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函館空港前。

赤羽-高円寺間のバス乗車時間も一時間くらいだから、飛行機はある種のワープである。

函館空港からシャトルバスで函館駅へ。(20分)


函館駅到着!

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そうそう。この赤いモニュメント!
「はるばる来たぜ」である。

 


宿泊は函館駅すぐ横の「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」。
2019年にできたばかりのホテルである。

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和のテイストを基調とした素敵なホテルです。

ネットで検索して、良いホテルだなあ、泊まりたいなあと思ったが、予算に収まる価格の部屋は、予約で埋まっていた。
部屋をワンランク上にすると、予算を5000円上回る。*1
「仕方ない」と、予算内に収まる他のホテルを選択し、予約フォームの「決定する」ボタンをクリックしようとした直前、どこからか声がした。
「その5000円をケチってどうする!?」
そうだ。そうだよ。
自分が泊まりたいホテルに泊まるための5000円。
惜しくはない。
予約フォームを一から作り直し、「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」を予約したのだった。

フロント。

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おされである。業務の方も皆、親切丁寧な応対で素晴らしい。

カードキーを渡されエレベーターへ。
カードキーがないとエレベーターで上へあがれないようになっている。
セキュリティーも良いですな。

 

用意されたお部屋が、ものすごーく素敵で震えた。

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一人旅ですがベッドが二つ。

 

窓から見える光景。

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オーシャンビュー!



ミネラルウォーター。コーヒー・紅茶・緑茶。砂糖もある!冷蔵庫付き!

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あまりにも感動して、ツイッターにルームツアーを流した。

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テレビはもちろん空気清浄機付き。

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お風呂付。洗い場とお手洗いが別!

やはり、自分の心に従ってよかったと痛感した。


荷物を軽くして、さっそく街へ繰り出す。
まずは、うに専門店「うにむらかみ」。
無添加のウニ丼をいただくのだ!

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新館。本館は函館朝市の中にある。

 

3520円ウニ丼。Sサイズ (レギュラーは5610円

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ウニ………

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味噌汁も美味しかった…。

なぜSサイズにしたかというと、値段にビビったからである。
ホテルの値段の5000円をケチってどうする、と書いたが、ここにきてウニ丼の5000円にビビったのだ。笑える。

ミョウバンを使わないウニは柔らかく、水のようにするりと胃に吸い込まれていく。
生臭さがないので、自分の知るウニとは別物のように感じる。

食べ終わるや否や、店を出た。

ウニの余韻に浸っていたかったが、その時間はない。

まだ日は暮れていない。
函館の街を、探訪するのだ!

 

*1:二泊なので一泊2500円オーバー