遅刻の哲学

目が覚めたら出社時間であった。
チョコクラスタが某所でショコラ対戦に挑んでいた日の朝のことである。
そういえば、朝方なにやら音がして、反射的に手が動いてスパーンと何かに触れた。
あれは目覚まし時計だったのか。納得。
時計は出社時間2分前を指していた。
布団の中から会社へテレポーテーションすれば間に合うが、そんな野暮なことをわたくしがするわけがない。
ゆるりと寝床から這い上がり、お湯を沸かすため台所に立った。
一昔前のわたくしなら目覚まし時計を見るや
「なん………だと?」
BLEACH並みの驚愕をしていたことだろう。
しかし、わたくしは成長して、遅刻くらいでは動じなくなったのだ。
そもそも、わたくしの本業は「おざさと」であり、「会社員」ではないのである。
わたくしが「おざさと」でなくなるのは世界の一大事だが、会社員*1として遅刻するのはたいしたことないのである。
Twitterではサロンドショコラとやらで戦利品を掲げるツイートであふれていた。
皆さま、素敵なショコラをお買い上げ。良きこと哉。
おだやかに牛乳いっぱいのコーヒーをすすりながら「さーて、会社になんていいわけすっかな……」と思いにふける、わたくしであった。

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遅刻はともかくケーキが食べたい。

 

*1:別に個人の予約とか承っている業種でもない。