世の中はパフェブームである。
何せパフェはSNSに映え、かつ美味しい。
器に活ける立体芸術ともいうべきスイーツ、それがパフェである。
先日、池袋に用があり、余った時間を甘いものに当てるかと(甘党の思考)検索したら、「夜パフェ専門店 モモブクロ」を発見。
人気店のようだが空いていそうな時間だったので行ってみることにした。
地下にあるお店。こんなきゃわいいパフェ壁画がこんにちは。
店内はほどよい薄暗さで、カフェとバーの中間みたいな雰囲気。
この日のパフェは六種類。
夜パフェということもあり、どれもアルコールを使用。
しまった、ワタクシはとびっきりの下戸である。
しかしながらメニューにはアルコールの%が表記してあり、パティスリーでいうところの「香りづけ程度」のものもある。
一番食べたかったパフェが一番アルコール度が低いと判明し注文。
『感謝のガーベラ』
【構成】
木苺とビーツのクリーム
フランボワーズメレンゲ
黒糖のおもち
ブルーベリーソルベ
手亡豆クリーム
クランブル
ヨーグルトジェラート
ブルーベリームース
グリオットマセレ
柑橘ピール
ルバーブのコンフィチュール
黒糖寒天
夜豆竹炭寒天
(お品書きより)
美味しかった!
全てのパフェはお酒の〆として美味しくいただけるよう甘さ控えめと公式では言っているが、〆ではなくてもこのくらいの甘さがワタクシは好み。
ワタクシのパフェ流儀。
見た目はアレですがすべてミックスして、歯ざわり香り舌触りで「あ、これはグリオットだ……」と闇鍋のようにいただく方式。
お行儀が悪いように見えるが、個別に食べればいい素材を一つの器に盛っているわけだから、それはすべて混ぜた時に美味しさが最大に発揮するよう計算されているのだ。
実際、製造側もそう構成していると、ワタクシは断言する。
ワタクシはフルーツを主役としたシンプルなパフェが好みなのですが、こういう沢山の素材を使用した「足し算系パフェ」もいいものだと思いました。
足し算系パフェって何か一つ合わない強い素材が入ると、足し算ではなく「0をかけた」状態になるリスクもあるんですよ。
パフェ全体のバランスが瓦解しないよう、試作に試作を重ねてているのでしょう。
さてパフェブームですが、まあパフェにはパフェの専門領域があるので(あるの?)断言できないが、スイーツの流れを見ると大元は閉店してしまったが町田の「カフェ中野屋」さんじゃないだろうか。
ちなみに中野屋さんのシェフはシャンドワゾーのファンで、一時間くらいかけてケーキを買いに行ったことをTwitterでつぶやいていたことのを見たことがある。
(などとシャンドワ贔屓なワタクシ)
これからお出かけの際はパティスリー巡りは当然ですがパフェ巡りをするのもいいかもしれないと思いました。