消えたチョコボール

仕事場で泣きそうになった。
上司にお目玉をくらったのではない。
コンビニ買ったチョコボールを一個落としたのだ。
チョコボールはナッツ入りで、100円のちょこっとサイズのものだ。
中は5個しか入っていない。
らんま1/2。1/3の純情な愛情。
チョコボールは1/5の損失。
オフィスの娯楽といったら、デスク上のお菓子くらいなもので、あと半日どう乗り切るよ?
泣きたいよ!
そう思ったその時、心のジョースター卿がささやいた。
「逆に考えるんだ。4/5は無事だったと。」
そうか、生き残ってくれてありがとう、残りのチョコボールたちよ。
なんなしにパッケージのカロリー表を見たら、一粒当たり40カロリーもすることに気が付いた。え?こんなちっさい一粒が40カロリー!?
仙豆の親戚ですか?もしかして7個集めると願いが叶っちゃうとか?
7つ集まれば280カロリーになるだけである。
支店からジャカジャカ鳴る催促電話を無視し、わたくしは160カロリーを摂取した。

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アリオ川口の裏出口。