鯨に乗ってどこまでも

先日、「銀座SIX ブレイク前夜展」へ行ってきた。
新進気鋭のアーティストたちのグループ展である。
Twitterでみかけた画家の粉川江里子さんの絵に魅せられ、彼女も参加するこの企画展を知り、雨模様のなか銀座に飛びさずにはいられなかったのだ。
展示スペースは予想していたよりこじんまりしていて、粉川さんの絵は2点のみだった。
あたたかで柔らかな光がキャンバスからあふれ出していて、そのシャワーを全身に浴びた。
やはり絵は原画が最高だと思う。
展示品の写真撮影OKだったことを後で知り、撮影して微力ながらTwitterで宣伝すればよかったとちょっと後悔した。

銀座・有楽町界隈は昔から好きで、意味なくふらふらしたりけれど、銀座SIXに本格的に入ったのは今回は初めてだったりする。*1
有名な、2階から上までの吹き抜けは圧巻だった。
この日は赤い鯨のオブジェが2頭、宙を舞っていた。
青森のねぷた作家の方による作品らしい。

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ポカーンとなりました。

目に入った瞬間、自分がこの鯨に乗って北極星の彼方へ飛び立つところが浮かんだ。
いけいけ赤鯨号!目的地は北極星!!
銀座に来たはずだけど、宇宙旅行を体験できた。
アートは良い。
暖かな光に包んでくれたり、北極星の彼方へ連れて行ってくれたりする。
心が震えたら、また出かけよう。

*1:本格的とはなんぞやって話だけど、地下の食品売り場でオリジンヌカカオを偵察に行ったのだ。閉店、だそうですが。うーむ残念。