江戸のお風呂に行ってみよう その4



江戸のお風呂に行ってみよう おわり




あとがき

江戸検定、というものがあるらしい。
あなたの江戸知識がどんなレベルか判定してあげますよ、という試験だ。
そんな検定ができるくらい江戸の物知り博士はいっぱいるというわけだ。
さらにネットで検索すれば、江戸の面白情報サイトは多数存在する。(よくみたことないけど)
これだけど江戸マニアがいるというのに、作者(緒先)の知識程度で江戸漫画を描くのは当然無謀な試みなわけだ。
でも描きたい気持ちは抑えられず、けっこうびくびくして描きました。
ここが違うとか甘いとかいっぱい突っ込まれているんだろうな、と。

絵にするにあたって、現存する資料をみると、資料によって湯屋内の配置が何かと違い、仕方が無いので最低限の配置は守って湯屋を絵にしました。
とにかく時代による形式の違いとかわりといいかげんに(もしくは触れない)描いたので、江戸マニアの方、いっぱい突っ込んでください。


漫画形式について
江戸の風俗を解説するとき、たいていは現存している書物を貼って、それにテキストをつけるというのが主流です。
なぜならそれが一番多く情報を載せられるからではないかと。
それのことは今回漫画にしてみて、身をもってわかりました。
漫画の基本は絵とフキダシです。したがって看板一つにしても、生徒(風子ちゃん)が先生(きむたん)にQ&A方式で解説をしたりするわけで、効率が悪いのなんの。

それでも漫画という形式が好きなので学研の「ひみつシリーズ」っぽく、というかさらにそれを希釈したゆる〜い江戸解説になりました。

このサイトの江戸漫画はキャラといっしょにたのしく江戸探索!みたいなゆるさ最優先です。これからも。


次回何を描くのかある程度決まっていますが、手が遅いのでいつになるか未定です。
間にラクガキやひとコマ漫画など描くかもしれません。



では「江戸のお風呂にいってみよう」全4回、おつきあいありがとうございました。