おはよう函館。
二泊三日の二日目の朝。
今日は、さらに夢をかなえるべく、函館の朝市へ行くのだ。
名物のイカ釣りにチャレンジ。
ワタクシは観光名物的なものに対して、どこか斜に構えたところがあった。
けれど今回はそんなヘソ曲がりがどこへやら。
観光客として精一杯楽しむのだ!
釣竿を渡されて、釣り方を教わる。(針をイカの耳に引っ掛けて釣る。)
釣れた!!
ブッシャーッッッ!!と水を吹くイカ氏。
観光客のワタクシにいいところを見せてくれるとは、なんというエンターテイナーであろうか。
もっともイカ氏はこれからワタクシに食べらる運命なのだが………。
釣ったイカはその場でお店の方がさばいてくださる。
次は、もう一つの夢「函館朝市の海鮮丼を食べる」も叶える。
しかし、魅力的な店が多すぎる。
朝市をぐるぐる3周ほどしていたら、お店の呼び込みの人に「もう迷ってないでどこかに決めちゃいなさいよー!」と言われてしまった。
函館朝市では一番有名な「きくよ食堂」さんに飛び込んだ。
いろいろなメニューもあり、海鮮の組み合わせも可能である。
ワタクシは四色海鮮丼を注文。
来たよー!!
素敵な海鮮丼が!!
今回はレギュラーサイズを注文した。
ご飯が多くて残してしまうかも、と思ったがお米が美味しくて平らげてしまった!
お米は釜で炊いているそうな。
次から次へと、夢が叶っていく。
目の前の扉が開いて、ガンガンと前につき進むような感覚だ。
なんというか、ドルアーガ塔でジェットブーツを手に入れたような。
たとえが古い。
ホテルで食休みの後、路面電車一日の乗り放題券を購入。五稜郭公園へ向かった。
突然あらわれる背の高い五稜郭タワー。
怪獣っぽくて、ぎょっとしてしまった。
展望台エレベーター。
上がっている途中、プラネタリウムみたいな照明になる。
ドアが開くとそこは五稜郭。
この銅像が立ち上がって歩きだしたりしたら、ワタクシはその場で気絶することだろう。ワタクシでない人も気絶することだろう。
「PHOTOHITO」というプロアマカメラマンが自慢の写真を投稿するサイトがある。
10年近く前、「五稜郭の夢」というタイトルの写真が投稿されていた。
冬の闇に浮かび上がる五稜郭。その美しさに、心が奪われた。
「いつか、自分も五稜郭の写真を撮ろう」と、撮影されたコンデジと同じものを中古で購入した。
同じ構図、同じカメラ。シャッターを押して、「いつか」が今となった。
実は、高いところが苦手なのである。
360度の景観は最高だが、落ち着かないのだ!*2
タワー頂上から地上へ戻り、今まで見下ろしていた、五芒星の中を散歩することにした。
先ほどまであのてっぺんで、ここを見下ろしていた。不思議な感じ。
お堀の水草。モザイク模様のようだ。何か生え方に法則性があるように思える。
五稜郭を後にして、次の場所へ向かう。
今何時だろうかと、腕時計をみたら、針が止まっていた。
腕時計は、何年も前に「時間さえ見られればいいや」と買った、1000円もしないものだった。
まさか、このタイミングで、その役目を終えた。
今まで、ありがとう。
次の扉を開け、前に進む。
さて、次はいよいよ、函館の気になるパティスリーへ訪問する!