谷根千で和栗とお墓を巡る。

根津神社である。

f:id:ozasato:20210409123409j:plain



本日はここから散歩をスタートする。
素晴らしいことにツツジのシーズンであった。

f:id:ozasato:20210409214452p:plain



壮観!!

f:id:ozasato:20210409124016j:plain

 

泳ぐ鯉氏とぷかりんこする亀氏。

f:id:ozasato:20210409123612j:plain


ハト氏も人慣れしている。

f:id:ozasato:20210409124847j:plain

・・・・・・さて根津神社を出た後はどうするか。
ノープランである。
谷中銀座に向かうことにした。

 

 

和栗や

 

f:id:ozasato:20210409134357j:plain

初来訪。

元祖搾りたてモンブランとして有名。
大行列するらしいのだが、待ちは3組ほどであった。
そういえば食べたことなかったので、並んでみることにした。

待っている間に店員さんにオーダーを聞かれ、一番ベーシックなメニュー「デセルモンブランほうじ茶セット」を注文。
しばらくしたのち、席に通された。

 


デセルモンブランほうじ茶セット到着。

f:id:ozasato:20210409140459j:plain

おお、良いではないですか。

店員さんの口上によると「まずは栗のペーストを一口」食べて、その後に中のクリームなど召し上がってくださいとのこと。

仰る通り栗ペーストを、まず一口。

f:id:ozasato:20210409140436j:plain

美味しい。栗ペーストが美味しい。本当に美味しい。

 予想以上に栗ペーストが美味しくてちょっと驚いた。
栗ペーストが際立って美味しいので、中のクリームとメレンゲの存在感がほぼナシに近いのにも驚いた。
生クリームやメレンゲをなくしても、美味しさに影響は出ないとすら思った。
モンブラン」の名はあるが、われわれ思う「モンブラン」の「栗ペースト&シャンティ生クリーム&メレンゲ」のバランスではない。
栗ペースト主役!栗ペーストオンリーワン!な、「素材の勝利」という美味しさだ。
このモンブランは、逆にパティシエでは思いつかないと思う。

f:id:ozasato:20210409140448j:plain



それに一年中和栗のモンブランが食べられるというのはすごい。
「常春の国、マリネラ王国」みたいに「常栗の県」が日本にあるのだろうか。

f:id:ozasato:20210409134513j:plain

常栗の県とは茨城県なのか?

栗ペ*1マニアなら、いただくべき一品であると思う。

 

栗を堪能し店を出たあと、ふらふらしているうちに谷中墓地へたどり着いた。
徳川慶喜氏のお墓を発見。

f:id:ozasato:20210409145157j:plain


最近お墓に縁がありますな。

入ることはできなかったが柵ごしに「大政奉還、乙であります!」とお参りしておいた。

f:id:ozasato:20210409145711j:plain



しかし、墓地というのは迷路のようである。
似たような石の列の間を、中を右に曲がって左に曲がってしているうちに、どこにいるのかわからなくなってきた。
まるでバイオハザード4にでてくる「野犬あふれる迷路庭園」だ。
ようやく出口が見えかけたころ、あるお墓にロシア正教の十字架を見つけてびっくりした。

f:id:ozasato:20210409150206j:plain

良く見えないですが、ロシア正教のお墓です。

その生涯を日本の正教伝道に捧げた大主教ニコライ・カサートキンのお墓であった。

わたくしは趣味でロシア語をお勉強していて、大主教ニコライの名前はテキストなどでちょくちょく見かけており、一時期ロシア正教の教会に足を運んでいた時期があったのだ。
なんとも、これも縁なのか。

 

谷根千と、ひとまとめの名称ではあるが、広範囲なので今回はウォーキングがメインのようなお出かけであった。
次の散歩では一か所ずつ探訪したい。

 

 

 

*1:栗ペーストの略。略す意味あるのかという話だが。