浦和エキナカスイーツ催事/シャンドワゾー

色々食べ歩いてきたが、いまだにケーキはなんて美味しい食べ物なんだろうかと思う。
ケーキを名乗るからには、当然甘いのだけれど、甘さの中に酸っぱさや、しょっぱいさや、苦さが含まれていて、においも触感も計算されてつくられている。
本当にすごい食べ物だと思う。

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今日のケーキはシャンドワゾーの浦和エキナカ催事。(10/1~10/15)

ケーキの構想は、シェフの頭の中にある。
具現化するにあたって、製造の技量はもちろん、見合った食材を集め、試作を繰り返し、レシピを決める。
頭の中にあったケーキを、再現できたとしても、売るからには利潤も考えなくてはならないし、お客さんに「食べてみたい!」と思わせる見た目やネーミングも練らななければならない。
シェフの頭の中から、お客さんの口の中に届くまで、ケーキはとてつもない工程をふむのである。
今、目の前のお皿に乗っているケーキが、「在る」こと自体が、もはや神秘にすら思えてくる。

ところで、いくつものパティスリーを訪問していると、ショーケースのケーキの見た目と傾向とお店のファサードのセンスが比例しているのが面白い。
お店のイメージもケーキも、もとはシェフの頭の中にいたのだから当然といえる。