布の世界に萌ゆる

Zoomでオンライン授業を受けることになり、布を買いに行った。
意味が分からない人のために、説明する。
オンラインミーティングする際に、自室をを映したくないという人もいる。
そういう場合、背後に「バーチャル背景」を合成できるのだ。(Zoomのみ?)
合成には緑色*1のスクリーンを必要とする。
しかし市販の専用スクリーンは高価なので、代用として布を買うことにした。


浦和パルコ内にある、手芸用品店のユザワヤへ向かった。
ユザワヤには以前、粘土でフレジェを作る際に手芸用粘土を買いに来た。
布を買うのは、いつぶりだろうか。
わたくしは実家が呉服問屋(すでに廃業)というのに、縫物の類がまるでダメなのである。
縫う以前に、糸で玉止めを作る際に「グシャッ」となってキエェェーッっとなるレベルだ。*2

「とりあえず緑ので安い布」を探して店内を歩いたところ、豊富な量の布にびっくりした。
こんな素材や柄の布があるのかと感心すらした。
そのうち、「背景を隠すだけなら、別に合成ではなくて、気に入った柄の布を貼ればよいのでは?」と思い始め、良さそうな布の柄を探索し始めた。


ビジョンフリーゼ!!

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リアルわんわん大行進。

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でも、これを背にしたら「動物霊に憑りつかれた人」っぽくも見える。
つのだじろうの漫画が読みたくなった。
「うしろの百太郎」の柄があったら買っていた。

 


トラ柄!!

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思わず「ラムちゃん」を想像した。

これを背景にしたら言葉の語尾がすべて「だっちゃ」になりそうである。
 

中には「この柄で何を縫うのだ?」というような柄もあり、そのような柄にもテキスタイルデザイナーがいるわけで、布の世界には、わたくしの知らない奥深い何かがあるのだと実感した次第である。


結局、緑色の布を買った。
部屋にて写り具合をチェックをしたら、布が足らず、画面から20センチほど見切れていた。
ちゃんと採寸したはずなのに。
再び布を買うこととなった。
ツメが甘いわたくしなのである。

 

*1:緑でなくてもよいけど、緑がベストとのこと。

*2:それでも、ボタンくらいは止められるので困ったことはない。