最近服をよく買う。
自分にしては珍しことだ。
服を購入したのは、さいたま新都心の大型ショッピングモール「コクーン」。
目と鼻の先に、名パティスリー「アングランパ」があるので、当然、より道をした。
ほかの店がそうであるように入場規制があり、一度に店内に入ることができるのは3組。
店内には、以前にはなかったビニールカーテンが設置されていたが、ショーケースは変わらぬ輝きを放っていた。
帰宅してお茶を用意する。
アングランパの宴、今回の購入は
メレンゲシャンティキャラメル
タルトシトロン
メレンゲシャンティのほうは、こちょんとした立たずまいが可愛らしく、一目ぼれ。
いただくと、キャラメル味のシャンティがびっくりするほど美味しい!!
おおおお美味しいぃー!!と思わず咆えた。
タルトシトロンは「これぞシトロン!!」という唾液腺と涙腺に直撃する酸味。
酸っぱい、そして美味しい。
店内に長居しないよう、速攻で選んできたが、アングランパのケーキは店内の端から端まで、ケーキ・焼き菓子・コンフィチュールetcどれを選んでも美味しいから安心だ。
ケーキを堪能した後、買ってきた服を着てみることにした。
タグを切るとき、少し緊張する。
これを切ったらもう返品はできないというプレッシャー。
試着室では良いと思った服が、家で着ると「あれっ?」っとなることがある。
しかし、今回買った服はそんなことはなかった。
服を買うときは、いつも「汚れが目立たないように」「今持っている服と合わせられるように」「変だと思われないように」が最優先事項だった。
この頃は、それらを気にせず買っている。*1
今日買ったジャケットを、先週買ったズボンと合わせたら映画のオーシャンズシリーズ一味に加入できそうな自分が鏡の中にいた。
以前とは違うテイストの、知らない自分。
悪くない。
好きなままに服を買うのが、こんなに楽しいことだったとは。
好きを選ぶ。これは人生で一番楽しいことだと思う。
「このケーキはカロリー高そうだから。」と、カロリー低そうな他のケーキを買う。
そのケーキもおいしいとは思うけれど、一番好きなケーキを選んだほうがもっと美味しいと思うし、いい気分になると思う。
これからもっともっと、好きを選んで、好きを食べて、好きの塊となった自分を作りたい。
それが自分で自分を好きになる、最短の方法だと思う。
*1:同じ形で色が違う服を買う「色ち買い」」というのも初めてした。